Nobu and Loyd Johnsons in Brighton and Mad3 gig
 NOBUさんが再び英国へ登場!! 今回も色々くっついて行って参りました。その中の強烈な思い出の一つがブライトン!「英国に行くときにMAD3のライブがあり、それに’La Rocka’のジョンソンズさんを誘っていくので良かったら。」と誘ってもらい、これは面白そうだと2つ返事。’La Rocka’(ラ・ロッカ)と聞いて「マジで!」と来る方は30代真ん中ぐらいでしょうか?なんせストレイキャッツや80年代に一部で大流行し、今尚その服のファンが絶えることの無いブランドなのであります。(かくいう自分もそれまでは曖昧だったけれど)そんな、ロイド・ジョンソンズさんと一緒に一日ブライトンを満喫!

 朝早くにNOBUさんと待ち合わせ、ロイド邸へ向かう。うちでコーヒーを奥さんのジルに入れてもらいきさくに話してくれるロイド。途中でNOBUさんと自分にTシャツとステッカーをプレゼントしてくれたので、お礼にMBRのワッペンなどを渡す。物々交換会!その後、彼の運転でブライトンまでモーターウェイで行く。彼はロカビリーのブランドをしていたにもかかわらず、実はMODSだったことや、当時MODSとROCKERSは仲が悪かったが誇張が大いに含まれていると語ってくれた。ホームタウン・:ヘイスティングスでは当時あるカフェがあり、よく両方がたむろしていたらしい。いつもいつも喧嘩をしていたのでは?と想像するが実際のところは「スペースが大きく分けて2つあって、一階の手前にMODS、その奥にROCKERSがたまっていた。いつもいつも喧嘩していたのではない。」とのこと。また、映画「さらば青春の光」の中にあるスラングについて色々話すことができて有意義な「英語レッスン」を受けることができた。笑 その映画の中で主人公ジミーの友達でありROCKERがこういうシーンがある。「MODSもROCKERSも一緒じゃないか」と。その英語は「We are all the same,aren't we? I don't give a monkey's asshole for mods and rockers.」となる。直訳すると「俺たちは一緒だろう?俺はモッズとロッカーズに”サルのケツの穴”を与えない。」となり、ちんぷんかんぷんだったがロイド先生曰く「気にしない」ってことの言い回しらしい。あと、その映画の中でスクーターのことを「Poxy Hair dryer」(くずのヘヤードライヤー)とロッカーが言うので喧嘩を売る際にはご使用ください。余談だが、この映画は当時の若者言葉満載なのでとても面白い!発音はまだまだきちんと聞き取れないが、英語字幕があるとかなり楽しめるのでDVDをお薦めする!ののしり言葉だってたくさん勉強できちゃいます!

 ブライトン到着後はNOBUさんの買い付けメインで街を回る。相変わらず手際のよいNOBUさんと色々と年代や聞くことを教えてくれるロイドとの間で楽しい時間だった!古い50’sのレコードプレーヤーを見つけて、「これがこの値段で買えるのは、絶対安い!NOBUどうだ!?」みたいに。

 街並みはこざっぱりしていて、ロンドンのようにごみごみした雰囲気はあまり無い。丁度ほどよい大きさの街で一日つぶしてくる価値はある。服屋やアンティークも手ごろか値段からみつけられるためにそれも嬉しい。

 さんざん歩き回った後、いよいよMAD3のライブだ!今までちゃんと聴いたことが無かったが、ステージ上での勢いはかなりいかしたものだった。途中、対イギリス対策か「さらば青春の光」の中で使われるナンバーが演奏されたのでボルテージは一気に上がった!また、ベースをドラムの方へ差し出し、スティックでベースを叩きメロディーを奏でる技にも仰天で拍手喝采だった!ここ英国でこれだけのパフォーマンスを見せてもらえたので、同じ日本人として応援したいなぁと素直に思った。

 ACE CAFE LONDONにもNOBUさんの紹介を通じて出演を打診したそうだが今回は間に合わなかったそうだ。マークにから「日本のバンドからCDなどを受け取った。」と聞いたときに「来週から英国にくるみたいだよ」と言うと「ええ、そうなん?しらんかったわ。」と驚いていた。次回英国進出の際にはACEでもGIGが見れるだろう。オーセンティックなロックンロールではなく、現在進行形のロックンロールバンドにACE CAFEでプレイしてもらうことはマークも賛成するだろうな。このあたりは内心複雑ではあるけれども。

 MAD3のエディーさん夫妻としばし会話。二人ともデコレートライダースだったために嬉しくなってワッペンなどをまた渡す。バイクやライダースの背中に書かれたジョニー・パイレーツ・ドクロなどについて話した後帰路に着く。帰りのサービスエリアで、NOBUさんがトイレに行っているときのこと、ロイドが「おい、車を隠そうか」ともとあった場所から車を移動させて物陰に隠す。まったくやんちゃなおっちゃんだ!

 NOBUさん今回も素敵な思い出をありがとう〜!今度はいつ来るの!?




Mad3の英国フライヤーと置いてきぼりをくらったNOBUさん!