Dinosaurs Motorcycle Club
 パビリオンに何回か行くうちに、あるおやっさんが俺に声をかけてくれた。「おい、お前も昔のバイクを持ってるんだったら、春からちょこちょこ走りに行くからよかったら来いよ」と。彼らはBritish Dinosaurs Motorcycle Club(ダイナソーズ)というクラブのROCKER達でロンドン南のKingston(キングストン)辺りの奴ららしい。

 あるやつが俺に言う「お前、速いのか?俺らのRUNは速いからついてこれない奴が多いんだ。」するともう一人がそっと耳打ちする「こいつはそんなに速くない、俺の方が速いんだぜ」と。おいおい、おやっさん達アツイねぇ!どこに住んでるんだという話になり、「北ロンドンか、POSH(裕福)じゃねぇか」などと皮肉られる。あるスラングについて聞いてみたところ、「あぁ、俺らはたまにその言葉使うな。だけど、ほら、こいつはファッキング・ワーキング・クラス(労働者階級)出だから逆にそんな言葉つかわねぇのさ」何ていうから、にらみ合いの始まり。おいおい〜、年考えろ、年!笑 他にもMODSのことをからかう言葉とか教えてくれたのだが、如何せん発音がまだまだ難しく、聞き取れず!今度はきっちり書いてもらおう。

 初めはぼそぼそっとしか話してくれなかった人も、回を重ねると笑顔で挨拶してくれるようになる。まったくシャイな英国人たちめ!よく島国だから「日本人」と似ているというが、それよりもシャイな気がするなぁ。

 「今度いつパビリオンに来るんだ?その時にステッカーやるよ」ときちんと覚えてくれていて、パブに入っていってすぐに「お、やっときたか、ほらよ」とくれたのはすごくいい思い出で宝物でもある。そのRockerの名はMick(ミック)。日本の雑誌”ROCKERS AND CAFE RACERS”に登場しているのでチェックしてみて!はにかんだ笑顔がやれた風合いでかっこいいんだけど、実は照れてると思われます。笑

 この夏中には一緒に走らせてもらいたいもんだ!


Mick!! 渋いノートンアトラスを駆るROCKER! 右が日本の写真集の写真!



ダイナソーズメンバー