Ready Teddy Go!! Teddy boy weekender! | ||||||||||||
いよいよ待ちに待った本命のウィークエンダーがやってきた!その名もReady Teddy Go!! 日本から最強の仲間GUNが英国入りし共にロックンロール漬けの3日間へとまっしぐら!かなりロンドンから遠いCleethorpes(クリソープス)までは電車で約3時間半北上する。4月というのに極寒で駅に降り立った瞬間、凍りつきそうな鋭い風が出迎える!あわてて近くのパブに避難しほっと一息。駅からはタクシーで十分ほどで会場の敷地に到着。ヘムスビーやリズムライオット同様に休暇を海辺でのんびりするための施設で、今回は「キャラバン」というプレハブのようなところに泊まる。 会場の受付では予約確認のため列が出来ている。適当に前にいる奴に声をかけたら実はスペイン人DJ・JORDI(ジョルディ)でなんかもたついているなぁと思い、覗き込んで話しかけた奴らがドイツのバンド・Lou Cifer and the Hellions達だった。初っ端からこゆい出会いだ!あちこちで「よう!久しぶりだなぁ!」と再会を喜ぶ声があがっていて、全然知らない俺も嬉しくなる雰囲気。去年初参加したGUNも「お前、去年いただろう!」と声をかけられていてちょっと羨ましい! 今回はドイツのバンド・Black Raven(ブラック・レブン)と一緒のキャラバンに泊めてもらう。これは、2004年に彼らが東京でGIGをした際にGUNの部屋に泊ったりして仲良くなっていたことから。ちなみに、数日間の写真付きイベントパスがそれぞれにあるのだがブラックレブンが送ってくれていた俺の写真はなんと東京は浅草のちょうちん!! それに「HIROYUKI.M」とご丁寧に入れてくれているのには大笑いさせてもらった。 キャラバンにつき、彼らは再会を喜ぶとGUNのお土産タイム!日本酒やせんべい、酒の銘柄のT-シャツを配るとその場で着る喜びよう!!昼の3時だがもうすでにできあがって大盛り上がりだ。彼らはバンドで出演することもあり顔が広く、ひっきりなしにキャラバンには誰かが訪れてくる。(写真右)キャラバン内には2畳〜3畳ほどの部屋が数個あり、リビング、キッチン、トイレとシャワールームがあり、一軒家となんら変わらない。そのリビングにでかいアンプを置いてそこからガンガン音を流している。俺はみんなと初対面だったこともあり、カパカパとドイツのビールやフランスのきつい酒を飲んでいたために後で効いてくることになる。
一度ホールにてコリンとまた飲んでから再びキャラバンに戻る。その途中でGUNが昨日話しかけられたイタリアのRocker達がキャラバンから招いてくれたので遊びにいく。彼らは”ROCKERS KLAN”というROCKERSクラブのメンバーらしい。ROCKERS REUNIONで会った、イタリアのROCKER・ダビデのことを話したりといい時間だった!そしてまたまたMBRが国境を越え、イタリアに渡った時でもあった!その気持ちが嬉しいので、絶対イタリアのイベントには行こうと心に決めた!
GUNの今回のお目当てはFoggy Mountain Rockers(フォギー・マウンテン・ロッカーズ)とFlying Saucersだ。そのフォギーが今日の夜!ボーカルのHeiko(ハイコー)がいたので、話しかける。その時にGUNの10年来の友であるSammyが結婚式のエンディングでフォギーの曲をかけたんだよ、というととても喜んでくれた。 フォギーのライブはメンバーが多いせいもあると思うが、バランスが取れていてすごく厚みのあるいい音だった。それに、メンバー全員がとても楽しそうにプレイする姿も見ていて気持ちのいいバンドだった!ライブの後、フォギーのほかのメンバーにも話しかけ写真をぱちり。記念にShakin RockersのEPを渡すと、ギターのMario(マリオ)に「日本の漢字でサインをいれてくれないか」と言われたり、「君達日本人はすごくフレンドリーで会えて嬉しいよ!」と言ってくれた。みるからにいい人そうだけども、根っからいい人な気がした!友達になりたい!と思いメールアドレスを聞くがネット界につながっていないらしく、ドイツの住所を聞いといた。これで文通できるかも!?またフォギーのライブは絶対みたい!「WANTED」というアルバムの中には「Rockin' at the Ace Cafe」という曲が入っているので是非チェック!マーティン・クレイグのとは違う、オリジナルのものだと思う。 そして本日のトリはCrazy Cavan and the Rhysm Rockers!!!!! なんとなんと、1時間半の超ロングライブ!最後まで勢いがあるままで突っ走るのはさすが!隣にいたでっかいノルウェー人が俺に言う「なぁ、ちょっと長すぎるよな、もうへろへろだ」と。そうかそうか、そんなに図体がでかくてもやっぱりしんどいか!妙に安心。途中、2人組みのTeddyboyがキャバーンにトロフィーを渡す。二人は親友らしく、片方が「キャバーンは俺の命の恩人だ。」と言っていた。けがをした時にキャバーンがその友に応えて手紙を書いたのだろうか!?残念ながらきちんと聞き取ることが出来なかった。
2日目の夜もどんちゃん騒ぎ!またしても20人近い人間がキャラバンに終結。ガンガン音をだすために、警備員が飛んできて「音を小さくするか、電気を落とされるかどっちかだ!」と怒鳴り込んできた。去年は本当に電気が落とされたらしいけれど。今晩はいけるところまでいってやる!と張り切って、朝方までワイワイ飲んだ! 3日目も起きてすぐにもう飲み始める!すでにロックンロールは流れている。なんという生活だろう、まさしく「浸かっている」と言う表現がぴったりだ!午後一から一緒のキャラバンのブラックレブンの出番なので、昼からドレープジャケットを着てホールへ行く。ホールには日の光がささないために時間の感覚がおかしくなってくる。 ブラックレブンのライブは疾走感があり、ノリやすい!昼一にもかかわらず、いい感じで盛り上がっていた。ある服屋で、ワッペンを仕入れようとしていたらブラックレブンのトステンが来て、「おい、君のグッズを買い取ってもらったらどうだ。」と言い交渉を始めてくれた。しかし、それはちょっと違うと思ったために、彼にすぐやめてくれるように言った。だが、その気持ちが嬉しくて後でお礼を言うと「それはフレンドシップだから全然気にしないでくれよ、それにそうされることを望んでなかったんだろう?だけど、何か出来ることがあったら言ってくれよ」と。本当にいい奴らだ!写真左はブラックレブンのギターボーカル・ジュリアン。右はベースのトステン! 相変わらず飲み続け(途中昼寝あり)最後のバンドはフライング・ソーサーズだ!毎月パビリオンで見ている時とはお客さんの反応が全然ちがう!「え、フライング・ソーサーズのサンディってこんなに凄かったの!?」なんて思うほど。どのバンドの時も前に行ったり、やや後ろに下がったところで踊ったりと好き勝手できて、とてもいい空間。サビのところは見知らぬ奴とでも顔を見合わせて歌ったりと一体感もあり最高に気持ちいい!!GUNの願いを叶えるべく、ライブ後の楽屋におしかける!「サンディ、サンディ!お疲れ!悪いけど、お願い、サインちょうだいよ!」とパビリオンで顔見知りのあつかましさを全開に発揮して見事ゲット!ついでに俺も!ってことで二人ともドレープジャケットの裏地に書いてもらったのでした。ちゃんと「空飛ぶ円盤」つきのサインは初めて。左は熱唱サンディー!パビリオンよりも断然気合の入り方が違う! 右はGUNのドレープにサイン中のサンディ! ライブは全て終了しあとはDJのみとなった。最後はRockabilly Revelで大合唱&踊りまくり、ビバ・ラスベガスで皆が肩を持ち合って練り歩く!そんな大興奮&一体感で幕を閉じたのでした・・・と思ったらその夜もまたキャラバンでパーティー!まだまだ飲みます、踊ります!その時にノルウェーの双子のロニーとトミーと仲良くなったりと。 次の日は朝からぽろぽろとみんな帰りだす。イングリッシュブレイクファーストを食べながら、これまでの酒びたりから徐々に普通の生活に戻っていくことを感じる。駐車場にはノルウェーからの貸し切りバスがあったので、中に入る。カメラを向けて「3,2,1」何かノリがが悪かったので「Teddyboy!!」と言うとみんなのいい写真が!ノルウェーのバンドTeencatsはボーカル以外で活動しているらしくて「スペース・トラベラー」(だったかな)と言う名らしい。一度ノルウェーにも行ってみたいぞ! そんな訳で、素晴らしいウィークエンダーを過ごし無事ロンドンに戻ってきたのでありました。帰りの電車でもGUNと色々話し込みながら日本酒飲んだり。Rock'N'Rollを通じての出会いや、一体感を味わえるのは本当に素晴らしいことだと思うし、今回はGUNという最強の仲間がいたから更に何倍も楽しいウィークエンダーになった!ありがとう、GUN!来年も絶対いくぜ! |