ROCKERS REUNION 20th January 2007
 今回はTEDS達の写真を撮るだけでなく、彼らのドレープや小物についても尋ねる事を企んだROCKERS REUNION。年一回のイベントが1年を通していくつもあると、それだけ時が経つ事を早く感じるのは自分だけだろうか?それはさておき、イベント前日に友人と会うためにACE CAFEに行くと、スーツカバーに入ったドレープと旅の荷物をドカッとフロアに置いたTEDDY BOYがいた。きっとロンドン郊外から来て、誰かが迎えに来るんだろうなぁと思っていると、顔見知りが迎えに来た。「お前、明日はいくんだろう? そうそう、俺バイク買ったんだぜ。トライアンフのT20!! 去年のACE CAFE REUNIONの時にブライトンに乗っていったんだけど、お前まだ見た事無いよな?」などと会話。息子が免許を取ったら上げるんだそうだ。いいな、そういう親父。この日、ACE CAFEは「ROCKERS&CLASSIC BIKE NIGHT」だが、真冬になるとあまりROCKER&BRITISH BIKEは集まらない。寒い中、ACEまでわざわざ来なくとも仲の良い奴等でかたまって、地元でたむろっているんだと思う。春から夏にかけて、また集まりだすのだ。とはいえ、見知った顔もちらほらあり、「じゃあ、明日な!」という掛け声が今日の決まり文句!! 1人のロッカーが「お前、昔バイクで行って、日帰りしてたよなぁ、バカだよなぁ。」などと笑いあう。初めて行った時は、意外と近いと吹き込まれた事を信じ、バイクで行って寒さで死にそうになった。その事が笑い話になる。ひょっとしたら毎年言われ続けるかもしれない(笑)。 年に一度のイベントは再会の場であり、また来年ここに自分がいるのだろか?と問う日でもある。個人的な話だが、英国に滞在するためのビザの取得は年を重ねる毎に難しくなってゆく。だから、その日、その一日をしっかり楽しまねば!とも思う。では本日の収穫をご覧頂きましょう!!




 去年のROCKERS REUIONで会ったTEDDY BOY PAUL!! 今回は向こうから話しかけてくれた!! 最近、ウェールズからROCKERS REUNIONの会場近くに引越しして、戻ってきたらしい。ACEに行く時は、飯でも食おう!!と約束。ちなみに「VELVET COLLAR」というTEDS冊子の2007年カレンダーに自分と彼女の写真も載っているそうで「お前達の写真が家のキッチンに飾ってある!」らしい。そりゃ、顔忘れないよなぁ。笑




雰囲気よくまとまった二人。黒のシックなドレープと派手なウエストコート(ベスト)とタイの組み合わせが不良。
ネイビーの3ピースも渋い





 会場にも出店しているテーラーが、彼のニュー・ドレープを持ってくるはずだったのに忘れてしまったそう!!だから今日は予備?で着ていたドレープのまま。ジャケットとトラウザーズ(スラックス)の生地が違うのはそのため。サイズアップして、履けなくなったらしい・・・人事ではない!?




 ACE CAFE REUNIONで会った、ベルギーROCKER(中)!!REUNIONのエッセイページにその時の写真が。彼は奥に写っているけれど、背が高いので分かるはず!? ちなみに雑誌ROCKERにも同じ写真が掲載されています。

エッセイページはこちら!!




なんと背中にMODE BY ROCKERS ワッペン!!




 グレー×グリーンが目を引くドレープ。数着持ってないと出来ないオーダー。彼、TIMはバーミンガムからこのイベントに参加。ずっとドレープを頼んでいたテーラーが閉店したそうで「ドレープを仕立てるいいテーラーがどんどん無くなっていくよ。」と残念そうだった。数年前のREADY TEDDY GO!!(TEDS達のWEEKENDER)で日本のTEDSバンドの大御所、CRAZY TEDSのライブを見たそうで「ブリティッシュでもダサいバンドは沢山いるけど、あいつらは良かった!そう言っておいてくれ!」との伝言です、高橋さん!!




 BUSY BEE BOYSのPHIL BRADLEY!!若かりし頃や愛車の写真を色々と見せてくれた!! 次のインタビューは彼にお願いしようかな。昔の免許証も見せてくれて、それは小さな赤い本だった!!




ITALIAN ROCKERS!!




「クラシック」という言葉が似合う、均整のとれたスタイル!!




OLD MONOR BOYS 今回はライダース!!




このレディー 「KAREN」 はかなりの洒落者。聞くとドレープはやはりテイラーできちんと仕立ててもらっていた。生地の風合い、それに衿周りの切り替え!! ストライプを違う方向でとっている手の込んだジャケット。よく見ると、ポケットのフラップにも同じディティールが!!




 「今年は新しいドレープ仕立てたんだぜ。」と話しかけてくれたMALCOLM!ショールカラーのドレープにテーラードカラーのウエストコートの組み合わせが渋い。




 若いTEDSも少数ながら存在。大分酔いが回っていたようで、「1,2,3,4 Listen to the Teddyboy Roars!!」と叫んで話にならなかった。笑 上衿の切り替えに小技が効いたドレープ。シンプルだが、かっちりしたいい仕立て!!




「そのドレープはいつ仕立てたの?」との問いに「お前よりきっと年上だよ、これは。」との答え。




アイルランドからのTEDS。水色のタイでの外しが効いてる。重厚な雰囲気がCOOL!! 今、このエッセイを作成してて去年も彼に会っていたと気付いた!!前回は凝ったグレーシルバーのドレープだった。「NICE TO SEE YOU, AGAIN!!」といえなかった事が残念。次回の課題!!




スタイリッシュな二人!! 衿の折れ具合がとても美しい、仕立てのよいドレープ。ウエストコートとの色あわせもCOOL!!




マークとリンダ。リンダは今日はカメラ無しでリラックスモード!!マークもドレスアップ!!




前日にACEでグラハムと待ち合わせしていたのは彼!!
ウエストコートは派手にする傾向が強いけれど、こうしてチェックと合わす人は珍しい。




キャバーンはこの日、活動40周年という事で表彰された!!
50周年は軽く行きそうな勢いだ。




オーソドックスなドレープだが雰囲気が渋い。タイはちょっと太目!?




 パイプを吹かしている珍しさに声をかけてみるとかなりのこだわりを持つ人だった、ELWEN TASKER!! どっしりとした綺麗な生地で、シンプルだけどとても上質なドレープ。シングル・ブレステッドにダブル・ブレステッドのウエストコートとはやられました。あるロンドンのテーラーが行きつけだそう。今回ドレープの話をしていて、自分のドレープに一番興味を持ってくれた人だった。まずはドレープの生地から話がはじまり、「ちょっと後ろも向いてみろ。」と全体のバランスを見て、そしてハンドステッチのボタンホールや細部のディティールまできっちりチェックする人はこれまで会った事が無い。分かってもらえる人に会えて自分も嬉しかった!! そういえば、まだそのドレープをホームページに掲載していなかったなぁ・・・




去年のROCKERS REUNION以来、数回顔を合わしているGREIG。
片脚が悪いようで、足を引きずりつつもR'N'Rを楽しんでいる姿はカッコイイ。

***

ポケットウォッチ(懐中時計)や、リングなど色々話したい事はあったが、泊まりのイベントではないので、どこかあくせくしてしまって、どうしてもさっと話すだけになってしまう。それに酔っ払いが多い!! ドレープの事を聞いてるのに、全然違う会話になっていく事も多々あった。みんな呑みすぎ!!笑


2006年 ROCKERS REUNION


2005年 ROCKERS REUNION