Chequered Wallet チェッカード・ウォレット
<チェッカード ウォレット コードバン仕様 Price - 52,000 + Tax>
<チェッカード ウォレット ブッテーロ仕様 Price - 42,000 + Tax>
-Concept-
2003年頃、このウォレットを初めてリリースしました。その後、在英時にもしばらくオーダーをお受けしていた時期があり、Mode By Rockersを代表するアイテムでした。その後、いつかアップデートを施し、再びラインナップへ・・・と考え続け、いくつもの試作・試用を改めて繰り返してようやく日の目を見ることができました。私、MBR
Hiroyukiが10年以上、数個の同デザインを使い続けてきた中で、バランス・用途的に磨き上げ、練り上げたものと自負しています。 今回のアップデートにおいて一番大きな改良点であり、「財布」というカテゴリーにおいてちょっと珍しいアプローチがあります。それは「財布を開いた際にカードが一切見えない」というところです。長年ウォレットを使いつつ、何かしっくりこないとずっと感じていた違和感がありました。「なぜ、財布は使い出すと急に生活感に溢れてしまうのだろう?」と。 それはウォレットを開いた際に目に飛び込んでくる、様々なカードの色の所為だと気づきました。レジで会計する際に、必要無いカードを毎回見るのは煩わしい、そして相手にも見せる必要は無いと思い「隠すこと」をデザインしました。 |
1: できるだけスリムなサイズでありつつ、中に収めるお札の端がカーブしてしまわないサイズを求めました。 2: コインケースの後部にある、カードスペースもカードの上部が飛び出ないように調整。 3: ジッパーは15年以上採用し続け、これまでに一度も壊れたという事例が起きていない信頼のYKK。 4: ジッパーの引き手の膨らみを収め、ウォレット全体の幅に影響しないように、コインケースを表からは見えない箇所で分割し二枚仕立てに。ジッパー取り付けの上端部をわずかに曲線としています。 5: コインケース奥の、お札用スペースの開口部はレザーを折り返し+ステッチ仕上げとすることで、質感と手触りを向上。 6: 裏面には手触りの良いヌバックを貼りあわせ、更にウォレットを二つ折りにした際に型崩れを防ぐパーツも組み合わせ。この補強部によって、ウォレットの端がだらしなく潰れてしまうことを防ぎ、立体感を保ってくれます。そのため、この裏面パーツも表革同様の一枚仕立てとなっています。地味な箇所でありながら贅沢な裁断となってしまいましたが、理想を優先しました。 7: お札の出し入れをしやすくするため、開口部に「切り込み」を入れています。このディティールにより開口部の糸が切れにくくなりました。そしてその部分が裂けてしまうことのないように、力を分散するシェイプに切り込み部をデザイン。 8: ギボシ留めのストラップには、裏面にもブッテーロを貼り合わせることで質感・手触りを向上。 9: ウォレットチェーン装着時に、コインケースなどが反り返らないようにリングを外付け。 10: コインケース内部を、ヌメ革のナチュラルなカラーからブラックへ吹き付け仕上げ。 |
-Leather-
今回メインの牛革として選んだのは、イタリアのブッテーロというヌメ革です。決め手となったのは、その自然な匂い、そしてエイジング。一見フラットで味気の無い艶消しレザーのようですが、次第に透明感が湧き出てくるようなレザーです。黒がより一層深くなるような、底光りに惹かれて採用しました。顔料を吟面に吹き付けた仕上げではありませんので、繊細でキズが付きやすいのも確かです。しかしそれを含めて、私が思うレザーらしい味わいをじっくりとお楽しみいただけます。 そして当初はスタンダードであった、コードバン・バージョンもラインナップに加えています。こちらは10年以上お付き合いをさせていただいている、姫路の新喜皮革製のもの。馬の臀部より、削り出し、磨き上げて仕上げられるコードバンはレザーの中でもやはり別格です。手触りの良さ、年月を経ても保たれる、深い光沢をお楽しみください。 |
以前のバージョンはこちらでご覧いただけます。
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